カーシェアとレンタカーの比較!同じ「わナンバー」だけど、何が違う?

schedule2022年2月15日

◇ カーシェアとレンタカーの違いは?

↑24時間いつでも借りて返すことができるレンタカー型カーシェアリングはとっても便利です!

カーシェアリングには、タイムズやカレコに代表される「レンタカー型カーシェアリング」と、Anyca(エニカ)に代表される「個人間カーシェアリング」の2種類があります。

こちらの記事では昨今、急速に利用者数が増え、ステーション数も増えて利用がしやすくなっている「レンタカー型カーシェア」と『レンタカー』との違い・比較を中心に利用方法等を紹介していきたいと思います。

 

『レンタカー型カーシェア』は、ナンバープレートのひらがな部分は、レンタカーと同じ「わ」ナンバーになります。

似ているようで違う部分も多いカーシェアとレンタカーですが、いろいろな違いを事前に知っておけばより便利にスムースにトラブルなくカーシェアを利用することができます。いくつか具体的な比較のポイントを挙げてみましょう。

具体的な比較ポイント!

1.利用可能時間

レンタカーは3~6時間単位、または1日単位での利用となりますが、カーシェアは10-15分単位での利用が可能。本当に必要な時間だけ効率よく利用ができます。

2.利用の手続き・制約等

レンタカーは有人店舗に行って貸し出しや返却の手続きを行うため時間の制約がありますが、カーシェアはタイムズや三井のリパークなどコインパーキングの一部分がシェア車両スペースとなっているため、無人で24時間いつでも貸し出しや返却が可能。カーシェアの利便性を一層高めるシステムになっています。

深夜に急用ができて車を使って移動したい、タクシーより安く済ませたい、タクシーがなかなか捕まらないという場合でもカーシェアなら必要な時間だけその場で予約してすぐに使えるのでとても便利です。

3.ガソリン代

もう一つの大きな違いは「ガソリン代」です。カーシェア利用料にはほとんどの場合ガソリン代が含まれていますがレンタカーでは返却時にガソリン満タンが基本です。カーシェアで給油する場合は、車に備え付けられた専用のカードを使って対応可能なガソリンスタンドで給油することができます(無料)

4.乗り捨ての可否

ほとんどのカーシェアでは、レンタカーのような「乗り捨て」ができません。シェアした車は必ず、同じ場所に戻す必要があります。また、忘れものをした場合もレンタカーなら店舗で預かってくれますが、カーシェアでは原則として自分で回収します。(詳しくは後述します)

◇ カーシェアはどうやって利用する?

↑アプリを起動して利用時間を入れると空いている車が表示される。

 

カーシェア業界No.1のタイムズは、筆者も会員になっていますが、会員登録、会費、予約方法等は以下の通りです。

  1. 先ずは、会員登録を行って審査にパスすると会員証が発行されます。会員登録にはオンラインなら数日、タイムズカーなど実店舗を持つ場合は店舗に出向いて登録すれば即日、会員証が発行されます。
  2. 会員証はシェア車両のドアを開閉するためのキーとしても使用しますので、ここからすべてが始まります。なお、ドア開閉のためのキーは会員証のほか、スマホアプリや交通系IC、免許証で開閉するカーシェアもあります。
  3. 月会費については各社様々でタイムズカーでは月額880円(個人会員)となっており、この中には880円分のカーシェア利用に使うことができます。また、学生や法人では月会費は無料です。
  4. 実際の予約は、アプリや公式サイトで行うのが基本ですが、電話での予約を受けているところもあります。スマホの操作に不慣れな場合は電話で聞いてみると良いでしょう。
  5. アプリを起動させると、今いる近辺の地図とステーションにあるシェア車両の状況が確認できます。
  6. 利用時間の入力をすると、付近のステーション含めて指定時間にシェアできる車両の有無が表示されるので、どの車にするかを選択します。
  7. そして利用予約時間の15分前にステーションへ。カーシェアにも「運行前点検」が必須なので、利用開始時間までに車の周囲やタイヤの状態、室内の状態に異常がないかを確認します。

◇ カーシェアを利用する上で大切なこととは?

↑都内にも続々と増えてきたカーシェアステーション 必要な時だけ効率よく使えるのが魅力

カーシェアは、レンタカーと違って借りるときも返すときもカーシェア会社の人が立ち会うわけではありません。となると、シェアする前に車両の内外をしっかり確認して異常がないかを確かめておく必要があります。

具体的な確認ポイント!

1.場内外の確認

シェア車両の近くに来たら、まずは周囲を一周してぶつけたあとがないか?等をしっかり確認します。終わったら今度は車内の確認です。備品などがなくなっていないか?子どものお漏らしの跡などはないか?シートがペットの毛まみれになっていないか?なども必ず確認して、異常があればすぐ報告しましょう

2.ドライブレコーダーの有無

最近ではカーシェア車両にドライブレコーダーが装備されていることが増えていますが、全車に装備されているわけではなく、映像保存期間は1週間程度というシェア会社もあるので、乗る前にしっかりとドライブレコーダーの有無を確認しておくことが重要です。

3.忘れ物の確認

カーシェアで最も多い忘れ物は、ETCカードです。タイムズカーを利用すると最後に「ETCカード!ETCカード!ETCカード!」と激しく連呼されますが、これも忘れ物防止のためです。

忘れ物はETCカードに限らず原則として利用者自身で回収することになっており、返却後1時間以内であれば(同じ車がまだステーションにあれば)一回だけドア開閉が可能です。

カーシェア会社に忘れ物回収をお願いする場合は別途費用が発生します。タイムズカーの場合、回収のための実費に加えて、ノンオペレーションチャージ2万円が請求されますので、くれぐれも忘れ物には注意してください。